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トップインタビュー

過去の延長線上に成長を求めず、新たな姿を提示する--日本オラクル 遠藤社長

三浦優子 怒賀新也 (編集部)

2013-01-17 09:00

 各界のエグゼクティブに価値創造のヒントを聞く連載「ZDNet Japan トップインタビュー」。今回は日本オラクルの遠藤隆雄社長に、12月発表の中間決算における好調ぶりの理由などを聞いた。

 2012年12月に発表された中間決算(2013年5月期)によると日本オラクルが絶好調だ。売上高は対前年同期比11.6%増の743億1900万円。セグメント別では「ソフトウェア・ライセンス」が23.7%増の211億8700万円。そのうち「データベース&ミドルウェア」が19.8%増の183億5400万円、「アプリケーションズ」に至っては57%も増えて28億3300万円に達した。

 何かと注目されるIT産業だが、成長路線から厳しい環境に置かれているITベンダーも少なくない。「むしろ斜陽産業だ」という厳しい見方もある。日本オラクルの遠藤隆雄社長は「従来通りのIT分野にとどまっていたら成長は難しいが、新分野に目を向ければ成長の要素はいろいろある」と言い切る。日本オラクル自身の業績好調の要因も、新分野に着目したことにあるという。

 遠藤社長に好調の要因を聞いた。

新たなITの提案が業績アップの源に

「IT産業は大きな成長力を秘めている」と話す遠藤社長
「IT産業は大きな成長力を秘めている」と話す遠藤社長

 2011年頃から「IT産業は成長産業ではない。斜陽産業だ」といったショッキングな指摘が出てきています。しかし、日本オラクルの2013年5月期の中間決算を見ると対前年比11.6%増と二桁増の好調な決算です。現在の企業はITなくしてはビジネスが成り立ちません。にもかかわらず、IT産業が斜陽産業と揶揄(やゆ)されるのは、狭い領域でしかビジネスを考えていないからです。

 世の中を見渡してみてください。老若男女がスマートフォンを持って街を歩いています。みんなインターネットを使っています。これだけ世の中が変わり、テクノロジーが変わっているのに、IT企業として過去と同じ提案をしているだけでは新たな需要を取り込めません。

 過去の延長線上ではなく、世の中の変化をキャッチし、一歩先んじて考え、新しい成功体験を自分たちの手で作り出す――そういう提案ができれば、もっとIT需要は伸びていきます。

 そのためには顧客の課題を認識し、その上できちんとした提案をする必要があるでしょう。売り込み先も従来のIT部門だけでなく、それを活用する営業部門や販促部門ということになるのかもしれない。従来のビジネスのトレースではなく、新しいIT活用を提案すればビジネスはもっと広がります。

――確かに視点を変えれば、ITが必要な場面はむしろ増えていますね。

 モバイルやクラウドの普及、ユーザー自身が参加する時代背景などを考慮し、新しいITの在り方を真剣に考えれば、成長するために育てるべき芽をさまざまな場所で見つけられます。

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