編集部からのお知らせ
「ZDNet Japan Summit」参加登録受付中! 
新着記事集:「負荷分散」

SaaS利用率:会計・人事給与で3%、CRM/SFAで9%--利用意向では40%超

田中好伸 (編集部)

2013-01-29 14:38

 業務アプリケーションでSaaSの利用比率は現在17%だが、将来の意向では42.5%――。矢野経済研究所が1月29日に発表した調査で明らかになっている。

 今回の調査は、財務・会計、人事・給与、販売管理、顧客情報管理システム(CRM)・営業支援(SFA)ツールの各業務アプリケーションについて、現在導入しているシステムでSaaSを利用しているかを聞いている。

 分野別に見ると、財務・会計が2.9%、人事・給与で3.0%、販売管理で2.1%、CRM/SFAで9.0%となっている。合計で17%がSaaSを利用している。CRM/SFAは、現在のSaaS利用率が9.0%とほかの分野を上回ったが、ほかはいずれも低い水準となっている。

 次回システムを更新、導入する際にSaaSを利用する意向をみると、財務・会計で6.6%、人事・給与で6.4%、販売管理で7.0%、CRM/SFAで22.5%となっている。合計で、42.5%がSaaSを利用したいという結果だ。

 いずれの分野でも、現在のSaaS利用率を上回っており、今後SaaSの利用企業は増加すると見込まれている。SaaSで利用できる業務アプリケーションや統合基幹業務システム(ERP)パッケージの種類も増えていることも、SaaSの利用率向上につながると説明している。

 財務・会計と人事・給与の利用意向は6%台とまだ低いレベルであり、短期間で大幅に拡大するとは考えられないと説明。同分野でのSaaS利用率は緩やかに進み、当面は従来のオンプレミスなどが主流になる見通しとしている。

 CRM/SFAは、次回SaaSを利用したいという回答が22.5%に達しており、業務アプリケーションの各分野の中でSaaS利用意向が最も高い。これはSalesforce.comが日本市場で成功を収め、それに続くほかのベンダーもこぞってSaaSを提供していることから、システム導入時にSaaSを選択することが一般的になっており、いち早くSaaSの利用が定着している結果と説明している。

 CRM/SFAは、特定部門での少人数の利用や試験導入など、スモールスタートでの導入を希望する企業が多く、初期コストをかけずに手軽に利用できるSaaSが、そのニーズにマッチしていることも導入の後押しとなっていると分析している。

 調査は2012年7~10月に実施。民間企業や団体、公的機関などの法人が対象。電話でのアンケート調査にファクスと郵送アンケートで実施している。


SaaS利用率と今後の利用意向(出典:矢野経済研究所)

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. クラウドコンピューティング

    Google Cloudセキュリティ基盤ガイド、設計から運用までのポイントを網羅

  2. セキュリティ

    仮想化・自動化を活用して次世代データセンターを構築したJR東日本情報システム

  3. ビジネスアプリケーション

    スモールスタート思考で業務を改善! 「社内DX」推進のためのキホンを知る

  4. セキュリティ

    Emotetへの感染を導く攻撃メールが多数報告!侵入を前提に対応するEDRの導入が有力な解決策に

  5. セキュリティ

    偽装ウイルスを見抜けず水際対策の重要性を痛感!竹中工務店が実施した2万台のPCを守る方法とは

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]