マツダ、設計開発用システムのサーバ25台をSolarisサーバ3台に集約

田中好伸 (編集部) 2013年02月04日 12時27分

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 マツダは自動車設計開発用のシステム基盤を「SPARC T4」サーバに刷新、稼働させている。日本オラクルが2月4日に発表した。

 今回刷新したのは、新車の企画、開発から生産にいたるすべてのプロセスをデジタル技術で実現するという「マツダデジタルイノベーション(MDI)」システム。マツダは1996年にMDIを開始し、3次元の設計支援(CAD)や製造支援(CAM)、製品情報管理(PDM)などのツールを使って設計や開発、製造を強化してきている。

 MDIシステムの進化に伴い、リソースの配分と利用効率、性能、運用コストなどの課題が顕在化してきたという。特にITツールごとに導入していたサーバのCPUやメモリなどのリソースが不足し、性能が低下してきている。一方で、使用頻度の低いサーバは、リソースが十分に利用されていなかった。MDIシステムは30台のサーバで構成されているが、電気代や運用管理工数などの運用コストも増加傾向にあった。

 今回の刷新では、MDIシステムを構成するサーバ30台のうち25台が入れ替え対象となっている。本番稼働用に「SPARC T4-4」と「SPARC T4-2」それぞれ1台、開発・保守と事業継続・災害対策用にSPARC T4-2が1台の計3台に統合している。25台のサーバで動作していたミドルウェアとアプリケーションを3台の物理サーバに統合するために、ハイパーバイザ「Oracle VM Server for SPARC」を選定している。

 最大約3500ユーザーが使うPDMツールでは、始業時や終業時のピークに1時間あたり100万トランザクションが発生し、以前は応答速度が低下していた。刷新後は応答性能の低下はなく、応答時間も約半分に改善しているという。

 刷新後は、運用コストが約40%削減、サーバの月間消費電力も約75%削減していると説明。サーバを格納するラックの数が12本から1本に減り、占有床面積も90%削減させている。今後4~5年先までのデータ量の増加、MDIシステムの進化や利用形態の変化にも柔軟に対応できるサーバ基盤を確保したとメリットを説明している。

 マツダはデータベース専用機「Oracle Exadata」や統合基幹業務システム(ERP)パッケージ「Oracle E-Business Suite」などオラクル製品を包括的に採用している。

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