ヴイエムウェア、仮想化基盤「vSphere」と運用管理系ツールを組み合わせ

田中好伸 (編集部)

2013-02-14 13:19

 ヴイエムウェアは2月13日、仮想化基盤「VMware vSphere」と、運用管理ツールを組み合わせた「VMware vSphere with Operations Management(vSOM)」、バックアップリカバリツールを組み合わせた「VMware vSphere Data Protection Advanced(vDPA)」を発表した。どちらも1~3月中に提供開始予定となっている。

 vSOMは、vSphereと運用管理ツール群の「VMware vCenter Operations Management Suite」のStandard Editionを組み合わせた製品。仮想環境の性能や健全性、効率性などの情報を分析する機能を統合、仮想環境全体をシンプルで可視化された情報として表示する。プロアクティブに監視し、性能を維持、可用性を改善するとメリットを説明。統合されたキャパシティ計画で仮想環境を最適化できるという。

 vDPAは中規模向けのvSphere環境をバックアップ、リカバリするツール。重複排除機能「EMC Avamar」をベースに開発されたバックアップリカバリツール「VMware vSphere Data Protection」を拡張している。vDPAでは「Microsoft Exchange」や「Microsoft SQL Server」を統合できるようになっている。担当者はバックアップやリカバリを含む仮想化基盤を単一画面で管理できるようになるとメリットを説明している。

 vSOMはStandard、Enterprise、Enterprise Plusという3つのエディションで提供される。市場想定価格は、1プロセッサあたり21万8000円から。vDPAの市場想定価格は1プロセッサあたり13万7000円から。どちらの製品もライセンスはプロセッサ単位で付与され、プロセッサのコア数や仮想メモリの制限はない。

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