性別で見ると、女性よりも男性の方がテレワーカー率が高い傾向にあり、雇用者では2011年は男性26.2%、女性15.9%となっている。ただし、増加率でみると、2011年は女性の方が高くなっており、ワークライフバランス施策の一環として、子供を持つ女性が仕事をしやすいように、テレワークの導入が不可欠だという企業の意識は広まってきている。男性の育児参加が進めば、若い人を中心にこれからさらに増加していくであろう。
従業員規模別にテレワーカー率をみると、1000人以上では27.1%、500~999人までは25.8%、100~499人24.7%、50~99人24.2%、10~49人17.7%となっているが、10人未満が24.6%となっている。10-49人は若干下がるが、中小企業でもテレワーカー率は大企業とおおよそ変わりがない。
今後、さらにテレワークが増加してくれば、テレワークが特別なことでなく、当たり前の働き方として定着していくと考えられる。
