NEC、サイバーディフェンス研究所を100%子会社化

田中好伸 (編集部)

2013-02-28 16:19

 NECは2月28日、伊藤忠商事100%子会社のサイバーディフェンス研究所の全株式を取得する契約を締結したことを発表した。3月1日に手続きが完了。サイバーディフェンス研究所はNECの100%子会社になる。

 サイバーディフェンス研究所は2008年10月に設立。代表取締役を小林真悟氏が務めている。現在の従業員数は35人。セキュリティ脆弱性診断やサイバー演習教育サービスなどを提供している。

 既製のツールや定型的な対策に依存せずに、ネットワークやセキュリティなど専門分野に精通した技術者を有しているという。海外企業とも提携して、高度な技術力に基づいたサービスの提供で豊富な実績があるとしている。

 NECは従来からサイバー攻撃対策システムを開発しており、導入から運用支援までを手がけるサービスを提供している。今回の株式取得で、サイバーディフェンス研究所のプロフェッショナル人材の高度な技術力を獲得できると説明。同社の独立性を保ちつつ、NECのセキュリティ事業を補完、強化できるとメリットを強調している。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]