もう1つの便利な機能は、Google Driveでは、文書、音楽ファイル、画像、動画を含むどんな種類のファイルでも、共有して共同作業に利用できるというものだ。Google Docsで作成したコンテンツは、ストレージの上限の計算にはカウントされない。
ストレージに関して言えば、Google Driveには5Gバイトの無料ストレージが付いてくる。25Gバイトの追加はたったの月2ドル49セントであり、100Gバイトでは月4ドル99セントだ。また、本当に必要なら、Googleは799ドル99セントで16テラバイト(なんとテラバイトだ!)ものストレージを貸してくれる。Googleはまた、ビジネス向けのストレージサービスも提供している。
私はLinuxデスクトップユーザーであるため、私の目的に合わせて選んだ場合、Google Driveはベストストレージサービスに「近いがもう少しが足らない」存在だ。しかし、読者の目的にはぴったり合うかもしれない。
MediaFire
50Gバイトの無料ストレージが欲しくない人などいないはずだ。「MediaFire」ではそれだけのストレージを無料で提供しているが、これに飛びつく前に検討すべき点がいくつかある。
第1に、MediaFireの無料版には広告が入っており、アップロードできるファイルのサイズは200Mバイトまでに制限されている。大抵の用途ではこの制限は問題にならないが、システムのバックアップアーカイブや動画ファイルなどで使用する場合のことも忘れてはならない。また、フォルダから1ファイルずつしかダウンロードできず、ディレクトリごと1度にダウンロードすることもできない。
これらの制限は、有料版にはない。有料版の料金は、1年ごとの契約で月1ドル50セントからになっている。一番安い料金の場合、ストレージ容量は追加されず、MediaFireの制限が外されるだけだ。他のプランには月4ドル50セントの「Pro」と、月24ドル50セントの「Business」があり、それぞれ250Gバイトと1テラバイトのストレージが追加される。
プラスの面として、MediaFireはデスクトップではLinux、Mac OS X、Windowsをサポートしており、モバイルOSではAndroidとiOSをサポートしている。残念ながら、同社の「MediaFire Express」プログラムでも、ファイルシステムとの統合機能は提供されていない。
それでも、無料で利用できるストレージとしては、50Gバイトが大きいことは確かだ。MediaFireは私のお気に入りとは言えないが、一部の人がこれを好んでいる理由はよく分かる。
Mega
「Mega」に関するよいニュースは、このサービスも無料で50Gバイトのストレージが利用できること、そして最初にレビューしたときよりもサービスが改善されているということだ。例えば、ファイルのアップロード時間はカレンダーではなく時計で計れるようになったし、ファイルへのアクセスを失うことなしに、パスワードをリセットできるようになった。
悪いニュースは、それでもまだかなり遅いということだ。どのくらい遅いかと言えば、100Mbpsのインターネット接続とテキストファイルを使った場合で、アップロードとダウンロードの速度は10Kbps前後だった。また、ファイルシステムとの統合機能もない。