SAPジャパンは5月9日、インメモリ技術を用いたデータベース「SAP HANA」を基盤とした中堅中小企業向けの統合基幹業務システム(ERP)である「SAP Business One, version for SAP HANA」を同日から提供すると発表した。拡張性の高さと大量トランザクションの処理を特徴とする。
導入企業は、現場から経営層にいたるまで、売り上げをはじめとしたビジネスの状況を高い水準で可視化できるという。特に、レポートにかかる時間を大幅に短縮するため、ユーザーがより効率的に意思決定できるとしている。インメモリ技術で処理を高速化して、これまでは分析におけるキャパシティの問題で難しかったような課題も解決できるとのこと。
新機能であるエンタープライズサーチでは、データの意味合いなどで区分けすることなく、システム全体を対象に検索でき、その検索結果をさらにドリルダウンできる。またシミュレーションにもとづくキャッシュフロー予測など、高負荷を要求する分析処理も容易になるとしている。
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