JR東日本は運転士や車掌といった乗務員に「iPad mini」を導入する。台数は7000台。輸送障害時の迅速な対応や案内などのサービス向上が目的。端末を提供するソフトバンクテレコムが5月13日に発表した。
導入するiPad miniは、Wi-Fi+Cellularモデル。今後は列車の遅延などの乗務員の担当列車が変更になる場合に、乗務員が携行するiPad miniに新しい列車の時刻表を直接配布することで、情報を即座に共有して、ダイヤ回復にかかる時間の短縮を図る。さまざまなアプリを活用して、顧客への案内などのサービス品質の向上も図る。
ソフトバンクテレコムは、乗務員が常時携行するマニュアル類の電子化をサポートし、コンテンツの更新や管理の作業の軽減を図る。各種コンテンツやアプリを活用した新しいサービスも提供する方針としている。