PaaSでは、新たに約1800種のコネクタでパブリッククラウドと統合できるというクラウド連携統合基盤「FUJITSU Cloud PaaS RunMyProcess」(4~6月中に提供)、SaaSの構築と運用に必要なマーケットプレイス、IDの管理や認証、契約、課金などを標準機能とした基盤を提供し、SaaSの立ち上げ期間を最大で約6分の1に短縮できるというSaaS開発共通基盤「FUJITSU Cloud PaaS Cloud Service Enabler」(6月から提供)を始める。
PaaSとしてまた、複数のプレーヤーやアプリケーションによるデータの共有と連携を実現できるという“ソーシャル連携を実現する基盤サービス“(7~9月中に提供)、IDの管理と認証、ポータル、アプリセキュアの配布実行などのモバイル端末でクラウドサービスを利用する際に必要となる各種機能を提供する“モバイル活用を実現する基盤サービス”(7~9月中に提供)も用意している。
サービス強化としては、非構造化データや大量データの蓄積と分析など、ビッグデータを利活用するためのクラウドサービスとなるビッグデータ活用基盤「FUJITSU Cloud PaaSデータ活用基盤サービス」を提供する。
クラウドインテグレーションサービスとしては、クラウド要件を踏まえた最適な導入プランの作成、事前検証支援やフィット&ギャップを分析する「FUJITSU Cloud Integration Service クラウド導入アセスメントサービス」、クラウド導入でインフラの設計や構築からミドルウェアの導入、性能テスト、セキュリティテストまでを支援する「FUJITSU Cloud Integration Service クラウド導入サービス」を用意している。
これらに加えてクラウドインテグレーションサービスには、クラウド環境の稼働状況の管理や監視、トラブル対応などのマネジメント、定期的なオペレーション、セキュリティ運用などを行う「FUJITSU Cloud Integration Service クラウド運用管理サービス」、幅広いICTリソースを監視し、ITILに対応した運用ツールをクラウドで提供する“マルチクラウド環境の統合運用を実現するサービス”(4~6月中に提供)を新たに投入する。
また、セキュリティサービスの強化として、富士通のICTセキュリティ技術のエキスパートが、ユーザー企業のシステムのFISC安全対策基準やPCI DSSへの準拠支援、サイバー攻撃対策などに関するコンサルティングを提供するクラウドセキュリティ対策サービス「FUJITSU Security Solution クラウドセキュリティコンサルティング」を提供する。