同社は今回、ElitePad 900のオプションとして、キーボードとUSB 2.0、SDカードスロットなどを備えた「HP ElitePad キーボードジャケット」(HP Directplus価格2万5200円)、過酷な現場などにも持ち運びしやすくするためのケースとして「HP ElitePad ハンドル付きプロテクションケース」(同8400円)、一度に10台までの充電が可能な「HPマルチタブレット充電モジュール」(同9万9750円)をそれぞれ発売する。
同社では、モバイル端末管理(MDM)サービスとして、「Computraceサービス」を5月30日から提供することも発表した。同サービスは、NFCリーダーを利用した本人認証などのセキュリティ機能を搭載。ソフトウェアの更新や追加状況、端末の持ち出し状況の管理、紛失や盗難時の端末回収などの管理が可能になるという。これらのサービスは、ジャパンシテスム、ソリトンシステムズ、Absolute Softwareとのパートナー連携によって実現した。
キーボードジャケット
ComputraceデータプロテクションサービスのHP Directplus価格は、1年間で4200円から、端末回収サービスを含むComputraceOneサービスのHP Directplus価格が1年間で5565円から、となっている。
ElitePad 900では、端末の現在位置の確認や、遠隔操作によるPCロックやデータ消去などを可能とする「Find My PCサービス」を4年間無償でバンドルしているが、「これもAbsolute Softwareの技術を活用したものであり、個別の端末管理を行うことに適したものとなる。これに対して、新たに用意したComputraceサービスは、複数台の端末を一括管理できるようになる」(九嶋氏)と位置付けた。