トヨタ自動車は5月29日、テレマティクスサービスを通じて収集した交通情報や統計データなどを提供する「ビッグデータ交通情報サービス」を開発したことを発表した。6月3日から提供する。スマートフォン向けテレマティクスサービス「smart G-BOOK」も刷新して、6月3日から個人向けに提供する。
ビッグデータ交通情報サービスは、テレマティクスサービスで収集、蓄積した車両の位置や速度、走行状況などの情報を含むデータをもとに加工した交通情報や統計データなどをクラウドで提供する。同サービスでは、トヨタ独自の「Tプローブ交通情報」や通行実績マップ(通れた道マップ)、交通量マップ、地図情報などを利用できる。PCやスマートフォン、タブレットから利用できる。
Tプローブ交通情報は、車両の位置や速度などの情報から生成されるリアルタイムの交通情報。ビッグデータ交通情報サービスを利用する自治体や企業には、それぞれが持つ各種の施設情報や業務用車両などの現在位置を地図上に重ね合わせて表示したり、スマートフォンから地図上に現地の情報や画像を投稿したりする機能も提供される。
サービスを活用することで、災害時に避難所などの施設の情報に加え、スマートフォンを持つ防災職員、緊急車両、災害支援車両などの位置を地図上に表示できる。