Amazon EC2のHPC向けインスタンス、東京リージョンから提供

田中好伸 (編集部)

2013-06-05 17:11

 Amazon Web Services(AWS)は6月5日、仮想マシン「Amazon Elastic Compute Cloud(EC2)」で高性能コンピューティング(HPC)向けに2種類のクラスタインスタンスを東京リージョンで提供を開始したことを発表した。物理解析や耐震解析、薬物設計、ゲノム解析、航空機設計などの複雑な計算に対応できるという。

 東京リージョンで開始となったのは「Cluster Compute Eight Extra Large(CC2)」「High Memory Cluster Instance(CR1)」。

 CC2は、高いCPU性能で、広帯域幅で低遅延、双方向でインスタンスを稼働できるクラスタ。ゲノム解析や大規模なSAPアプリケーションの導入に最適という。そのほか、要件の厳しいネットワークバウンドアプリケーションといったHPCアプリケーションにも最適と説明している。

 CR1は、ひとつのインスタンスに巨大なメモリや分散メモリ型アーキテクチャを必要とするアプリケーション向けと説明。CR1は高性能なデータベースや分散メモリキャッシュなどのメモリ集約型アプリケーション、大学や研究所などで利用される実時間解析やインメモリ分析などメモリ集約型アプリケーション用に設計されている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    マンガで解説!情シスが悩む「Microsoft 365/Copilot」の有効活用に役立つ支援策

  2. 運用管理

    データベース管理の課題を一挙に解決!効率化と柔軟性を両立する新しいアプローチとは

  3. セキュリティ

    セキュリティに対する意識や対策状況の違いが浮き彫り--日米豪における情報セキュリティの実態を調査

  4. セキュリティ

    ソフトバンクロボティクスが、グローバル規模で安全かつ効率的にiPhoneのBYODを実現できた理由

  5. セキュリティ

    「100人100通りの働き方」を目指すサイボウズが、従業員選択制のもとでMacを導入する真の価値

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]