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松岡功の「今週の明言」

タブレットはノートPCを侵食するか - (page 2)

松岡功

2013-06-07 13:59

 「タブレットが既存のノートPCを侵食してPCビジネス全体に影響を与える面もあるかもしれないが、もともとPCは毎年、平均単価が7~8%下落する厳しい市場で、むしろタブレットという新しい商材をどう生かしていくかが、PCメーカーのこれからの腕の見せどころだ。私はタブレットがインターネット端末としてユーザーの裾野を広げ、そこからもう少し高度な作業をしたいというユーザーがPCに乗り換えるという現象が今後起こってくると見ている。デバイスの選択肢が広がったことで、PC市場は一段と厚みを増した形になったと考えている」

 岡氏のこの見解、筆者には胸にストンと落ちる説得力のあるものだった。

「Linuxがクラウド時代の主役になる」
(レッドハット 古舘正清 執行役員)

 レッドハットは5月22日、同社のLinux事業戦略に関する記者説明会を開いた。同社執行役員でパートナー・アライアンス営業統括本部長を務める古舘氏の冒頭の発言は、その会見で、Linux事業への意気込みを語ったものである。


レッドハット 執行役員 古舘正清氏

 古舘氏はまず、3つの市場の変化が「Red Hat Enterprise Linux(RHEL)」事業拡大の追い風になっていると説明した。

 1つめは、企業における基幹アプリケーションでもパブリッククラウドを有効活用する「本格的なハイブリッドクラウド時代の到来」。2つめは、「Windows XP」のサポート終了に伴って“Windows離れ”が起きるなどの「デスクトップ環境の変化」。3つめは、ストレージやネットワークも仮想化される「IAアーキテクチャの拡大」である。

 こうした追い風を受けて、古舘氏は冒頭のように発言。その上で、クラウド時代の主役に向けたRHELの成長戦略として、パートナーとのエコシステムの拡大をもとに、「レガシーマイグレーションの加速」「オープンハイブリッドクラウドの成長加速」「組み込み市場における成長の加速」といった3つを挙げ、RHEL事業を「5年で3倍以上の規模に拡大させる」と高い目標を掲げた。

 会見では、米Red HatのJim Tottonバイスプレジデント兼プラットフォーム事業部門長もRHELの最新情報などを披露。注目されたのは、ビデオメッセージながら、パートナーである富士通、日立製作所、NECの3社の幹部が登場し、「RHELはミッションクリティカルなシステムの標準になっている」(富士通)、「Linuxは社会インフラを支える存在になった」(日立制作所)、「クラウドの世界では、オープンソースソフトウェアはますます標準的な技術になっていく」(NEC)などとエールを送ったことだ。

 国産大手3社の幹部が揃ってビデオメッセージを送るのは珍しく、RHELへの期待のほどがうかがえる。古舘氏の言う通り、RHELには今、追い風が吹いているように感じる。この好機をどう生かすか。同氏の手腕の見せどころでもある。

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