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フィッシング詐欺の手口--事例と解説 - (page 4)

Michael Kassner (Special to TechRepublic) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子

2013-06-14 07:30

Bobの過ち

 Brozycki氏によると、Bobはいくつかの過ちをしでかしていた。まず、Bobは侵入したウェブサーバからフィッシングキットを削除していなかった。これによって警察は詐欺行為に利用されていた金融機関に対して警告し、ほとんどの試みを無力化できた。またBobは、被害者の記録もウェブサーバ上に残していた。警察は被害者の一覧を入手したことで、実際の被害が発生する前に多くの被害者に警告できたのである。

最後に

 筆者から見ると、この事例には興味深い点がいくつかある。専門家らは、犯罪者たちが役割を分担し、詐欺行為をビジネスとして遂行するようになっていると指摘している。Bobの場合にも、それは当てはまっているようだ。とは言うものの、違っている点がある。それは資金調達においてである。資金調達は、昔とは異なり少しクリエイティブになっていると感じられる。Brozycki氏も何度か指摘しているように、Bobが何かを必要とした場合、それが個人的に必要なものか、詐欺行為で必要なものかに関係なく、盗んだ銀行カード情報を使うだけであった。これが投資リスクを回避できる方法となっているのである。

 本記事をまとめ上げるには時間がかかった。筆者には、Brozycki氏の何年にもわたる調査がいかに大変だったかが分かる。このため同氏とSANSに対して、文書の使用を許可してくれたことに心から感謝の意を表したい。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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