--Microsoftが「Surface」ブランドで自社タブレットを展開しました。OSベンダーとハードウェアベンダーの境界があいまいになっていくなかで、Dellブランドをどう位置付けていくのでしょう?
われわれの戦略は、トータルにエンドツーエンドでビジネスをサポートしていくというものです。その流れからすると、顧客は機器としてのブランドよりも、Dellと取引がしたいと思っています。Latitude 10では、このタブレットで顧客を獲得するのではなく、法人分野でサーバやPCでシェアを獲得している顧客ベースに対し、タブレットソリューションもあると提案できるようになりました。フルサイズUSB、交換できるバッテリなどビジネスニーズに特化したタブレットとして良い評価を頂いています。タブレットを導入したいが、セキュリティが不安だったという顧客に、Windowsベースのタブレットは訴求できると考えています。
Latitude 10を発売して感じていることは、ビジネスでは“PCかタブレットか”ではなく、“PCとタブレット”であるということ。さまざまなソリューションの中で、持ち運びできるタブレットも利用したい……ここが(“PCかタブレットか”の)コンシューマーとの違いです。
Surfaceについては、一般論としてWindowsタブレット市場が広がることは大歓迎です。(Windowsタブレットを)盛り上げていくことが大切ですので、変な競合意識はありません。