Macの優位点は、従来からハードウェアと専用ソフトウェアの間の統合にある。
しかし、ハードウェアとソフトウェアを統合プラットフォームとして組み合わせることによって、Macの優位は決定的になるだろう。「Wintel」モデルはMacの統合の水準に近づけたことはないし、PCベンダーが5年以上、汎用品市場の底に向かって突きんだ結果、PCプラットフォームの評判は芳しくない状態だ。そして、MicrosoftのOS戦略は市場を揺さぶり、混乱させている。これらの事実は、さらにMacをよいものに見せている。
Appleは長い時間をかけて、WindowsユーザーがMacに対して主張してきた問題を解決してきた。
Wintelとの互換性。Intelプロセッサに移行し、仮想化をサポートしたことで、Windowsユーザーは必要ならWindows用のプログラムを動かすことができる。Windows、Linux、OS Xを動かせるのはMacだけだ。
ニッチなプラットフォーム。WWDCでのAppleの発表によれば、Macの普及台数は今では7200万台になっている。これはWindowsに比べれば小さいかもしれないが、かなりの規模だ。また、Appleの統合開発環境(IDE)を使っている何百万人もの開発者がいる。Windowsのプログラムを動かすこともできるし、さらに優れたMacのプログラムを動かすこともできる。
ニッチな企業。Michael Dell氏やSteve Ballmer氏とその仲間たちには申し訳ないが、Appleは世界最大のテクノロジ企業であり、これは昨年30%株価が下がった後でも変わらない。Appleは人々が欲しがり、愛する製品を作っている。
OS X MarvericksとiOS 7がWWDCで発表される前でさえ、Macを購入する理由は十分にあった。今や、Appleのエコシステムの統合とサービスは、その購入すべき理由のリストのトップに挙げられるべきだろう。この秋には、そのすべてが連携して動くようになるという新しい期待がある。これは、Windowsよりもはるかに優れたものになるはずだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。