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注目「Googleのクラウド事業を読み解く」

Facebookと米国家安全保障局、どちらが悪い?

David Gewirtz (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2013-07-03 07:30

 まずは、簡単な質問から始めてみよう。あなたは、新しいオンラインサービスに登録するとき、利用規約を読むだろうか?読まない?実際、ほとんどの人は規約を読んでいない。

 もし読んでいれば、不安になることだろう。例えば、Facebookの「データの使用に関するポリシー」では、同社がユーザーのIPアドレス、閲覧したページ、GPSの位置情報、そしてもちろんユーザーのすべての友人と人間関係についての情報を収集していることを率直に認めている。

 しかも、Facebookはそれ以上のことをやっている。Facebookの「いいね!」ボタンやその他のFacebookウィジェットを組み込んだウェブサイトは、ユーザーの閲覧履歴をFacebookに送ることができるのだ。このため、ユーザーがあるページで「いいね!」をクリックしなかったとしても、Facebookはその人がそのページを見たことを知っている可能性が高い。

 Facebookはまた、広告主からも情報を入手している。Facebookのネットワークに属しているあらゆる広告主は、情報を収集してFacebookのデータセンターに報告することができる。

 さらに、同社の「データの使用に関するポリシー」から引用してみよう。

 Facebookは、ユーザーや友達に関して弊社が持っている情報からデータを集計します。たとえば、ユーザーのニュースフィードに表示する友達を特定したり、ユーザーが投稿した写真のタグ付けを提案するために、データを集計することがあります。近隣スポットの情報や近くの店舗のクーポンを表示するために、ユーザーの居住地とGPSデータやその他の位置情報とを集計することがあります。ユーザーに関連性の高い広告を配信するために、ユーザーに関するデータを集計することもあります。

 当然ながら、こういったデータを収集しているのは、Facebookだけではない。Googleは大量の分析データを維持している。この情報は、例えば検索する人に情報を提供するのに使われたり、「Google Now」に利用されたり、自動翻訳の品質向上に使われたりしている。もちろん、収集され、保存されているすべての情報は、ユーザーに関するものだ。

 この話は、最近騒がれている米国政府のデータ収集とテロ対策のことを私に思い出させる。多くの人は、政府が自分たちに関する情報をどれだけ収集し、それをどう扱うかについて憤慨し、警戒している。

 もちろん、違いはある。私がBloomberg Radioを取材した際、ニュースキャスターのPimm Fox氏は、ユーザーはオンラインサービスの利用規約に対してはOKをクリックしているが、政府には対してはそんなことはしていないと指摘した。

 ユーザーの多くはオンラインサービスが大好きであり、それらのサービスが提供してくれる価値に対する見返りとして、広告やマーケティングの材料に、自分の情報を少し提供してもよいと思っている。

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