GMOインターネットは7月4日、仮想専用サーバ(VPS)の新ブランド「ConoHa byGMO」の提供を開始した。開発者がVPSを自由かつ柔軟に活用できる環境を提供するという。
ConoHaは全プランで初期費用無料であり、メモリ1Gバイトのプランなら月額976円で利用できる(最低契約期間は90日)。1台だけでも、複数台利用する場合でも、安価で分かりやすい料金体系と説明している。
ConoHaのイメージキャラクター美雲このは。“電子の座敷童子”としてデータを守るという。その声は初回登録時の電話認証で実際に声を聴くことができる
ハイパーバイザ「KVM」をベースにするとともに、オープンソースソフトウェア(OSS)のクラウド基盤管理ソフトウェア「OpenStack」の最新版となる「Grizzly」をConoHa専用にカスタマイズしている。GMOインターネットのソーシャルゲーム専用クラウドサービス「GMOアプリクラウド」でKVM運用実績をベースにConoHaでも安定したVPSを提供する。
ConoHaはIPv6に対応しており、利用開始時からすぐに利用できる。IPv4アドレス1個、IPv6アドレス17個を標準で提供する。月額2100円でローカルネットワーク機能も利用できる。
契約した複数台のVPSをインターネットから切り離して、独自のネットワークを構成する使い方も可能となっている。ローカルネットワークを介して公開のウェブサーバと非公開のデータベースサーバを接続するなど、2階層、3階層構成のウェブシステムも構築できるとしている。
ConoHaは“Compute Nodes with Hi-flexible Architecture(柔軟に構成可能なコンピュータ群)”の略。ユーザーが自由に組み合わせて独自のウェブサービスを構築し、VPSを柔軟に活用してほしいという願いを込めているという。
プラン名 | 1GB | 2GB | 4GB | 8GB | 16GB |
---|---|---|---|---|---|
メモリ(GB) | 1 | 2 | 4 | 8 | 16 |
CPU(コア) | 2 | 3 | 4 | 6 | 10 |
ディスク(HDD、GB) | 100 | 200 | 400 | 800 | 1000 |
月額(円) | 976 | 1470 | 3969 | 7969 | 1万6170 |