独SAPは8月1日、スイスのhybrisの買収を完了したと発表した。hybrisは、コマース技術や顧客のマスターデータ管理などのツールを提供しているスイスの企業である。
この買収を通じてSAPはコマースと顧客対応への投資を行い、企業がデジタル化されたやり取りで、顧客に関連した作業を一気通貫に提供することを支援するとした。hybrisが持つコマース関連技術と、SAPが持つ強固なエンタープライズ技術を組み合わせる。
hybris は「今回の両社の提携により顧客は（買い物の際）対面か機器経由か、あるいはチャネルや場所かを気にせず、リアルタイムかつシームレスなやり取りができるような状態になると期待している」とコメントしている。
