Bill Gates氏の「夏の読書リスト」
- 『The World Until Yesterday: What Can We Learn from Traditional Societies? 』 By Jared Diamond Viking Adult, 2012
- 『The Box: How the Shipping Container Made the World Smaller and the World Economy Bigger』 by Marc Levinson Princeton University Press, 2008
- 『However Long the Night: Molly Melching's Journey to Help Millions of African Women and Girls』 by Aimee Molloy HarperOne, 2013
- 『How Children Succeed: Grit, Curiosity, and the Hidden Power of Character』 by Paul Tough Mariner Books, 2013
- 『Japan's Dietary Transition and Its Impacts (Food, Health, and the Environment)』 by Vaclav Smil and Kazuhiko Kobayashi MIT Press, 2012
- 『Made in the USA: The Rise and Retreat of American Manufacturing』 by Vaclav Smil MIT Press, 2013
- 『Whistling Vivaldi: How Stereotypes Affect Us and What We Can Do (Issues of Our Time) 』by Claude Steele Norton & Company, 2011
- 『Patriot and Assassin』 by Robert Cook Royal Wulff Publishing, 2013
Jared Diamond (ジャレド・ダイアモンド)は『銃・病原菌・鉄』などで知られる。その2012年の作品『昨日までの世界――文明の源流と人類の未来(上・下)』のことだろう。
『コンテナ物語―世界を変えたのは「箱」の発明だった』という翻訳版が2007年に出ている。
そもそも女性の生殖器切断(female genital cutting)の慣習を廃止するために発足したアフリカの女性人権擁護団体についての話、と説明がある。Melinda Gates氏のお気に入りらしい。
多分「成功する子供の秘けつ」といった意味のタイトルになるのかもしれない。辛抱する力や楽観的な姿勢といったことが重要という著者の主張が書かれている、などとGates氏の説明にはある。
後者はこれから出る「米国製造業復活の神話」をめぐる本。前者は昨年出た、日本の食事の変化についての話。Amazon.co.jpにある「内容紹介」を見ると、「20世紀に起こった食べ物の大変化――特に肉や魚、乳製品などから動物性タンパク質を採るようになったことが、経済大国、超長寿国の実現につながる近代化にとって重要な側面を持っていた」といったことが書かれている。
Amazon.co.jpの紹介によると「ステレオタイプとアイデンティティ」に関する研究の成果をまとめた書籍とのこと。
このリストの中で唯一の小説(スリラーもの)。Gates氏の友人が「絶対読め」とくれた、とある。「小説はほとんど読まない(略)最後に読んだのは『ハンガー・ゲーム』で、あれに比べるとアーチェリーの登場回数はこちらのほうが断然少ないだろう」などと気軽な調子で書かれている。