IPA(独立行政法人情報処理推進機構)セキュリティセンターとJPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は8月13日、サイボウズが提供するメールソフト「サイボウズ メールワイズ 5.0.4/5.0.5」に、情報漏えいを起こす脆弱性があると発表した。
件名に別のメールの内容が表示される脆弱性が存在することが分かった。閲覧権限を持たないユーザーにメールの内容を見られる可能性がある。
一方、サイボウズは8月12日に関連する脆弱性を公表した。対象製品は「メールワイズ on cybozu.com」と「サイボウズ メールワイズ 5」。メールワイズ on cybozu.comは、8月のメンテナンスで改修、公開済みとしている。一方、サイボウズ メールワイズ 5については「サイボウズ メールワイズ 5.0.6」以上へのバージョンアップを呼び掛けている。また、脆弱性があるのはログイン処理が必要な操作であり、インターネットを通じて攻撃を受けることはないとしている。