#8:エンドユーザーの混乱の低減
Windows 8によって、デバイス間で一貫性のあるコンピューティングエクスペリエンスが提供されるため、ユーザーの混乱とそれに伴うサポート要求を大幅に低減できる。つまりIT部門の担当者は、より戦略的なプロジェクトや、収益を生み出すその他の作業に集中できるようになる。ユーザーのデバイスを登録するには、「Microsoft Windows Intune」の管理サービス(現在のWindowsインフラを必要とする最新テクノロジの1つ)にデバイスを参加させることになる。その後、ユーザーはCompany Portal(社内ポータル)にアクセスすれば、アプリケーションやデータ、デバイス設定へのアクセスにおいて一貫性あるエクスペリエンスが得られるようになるわけだ。また、サービスデスク内にあるセルフヘルプポータルにより、エンドユーザーは自らでトラブルシューティングができるようにもなる。
#9:セキュリティの向上
Windows 8.1では、リモートワイプ機能「Remote Business Data Removal」や、拡張された「Internet Explorer」をはじめとする、数多くのセキュリティ向上が図られている。Remote Business Data Removalによって企業は、不要になった暗号化コンテンツの削除といった、より自由度の高い統制が可能になる。またInternet Explorerは、速度の向上が図られ、カスタマイズされたアプリ設定が提供されるようになっている。さらに、バイナリエクステンションのスキャンを行うマルウェア対策ソリューションも利用できるため、マルウェア(既知のものとそうでないものを含む)の実行を阻止するうえでも役立つはずだ。
#10:テクノロジパートナーによる教育
2014年4月に「Windows XP」のサポートが打ち切られるため、アップグレードを検討しているのであればWindows 8.1のメリットを評価するべきだろう。このプラットフォームによって数々のメリットに加えて、管理可能性や機動性、セキュリティにかかわる難問を解決するソリューションが提供される。またWindows 8.1に精通しているテクノロジパートナーであれば、新しいバージョンに関する社内教育に手を貸し、既存インフラにどのように適合するのかを判断するとともに、適切な移行計画を実行してくれるはずだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。