ニフティクラウド、クラウドサービスを箱のパッケージで提供する新サービス

怒賀新也 (編集部)

2013-10-02 16:51

 ニフティは、クラウドサービス「ニフティクラウド」に、SaaSを箱形のパッケージにして提供する「ハコクラ NIFTY Cloud selection」を10月2日から開始すると発表した。第1弾として企業のワークスタイル変革をテーマに、ファイルマネージメントサービスの「Fileforce for NIFTY Cloud」、営業支援ツールグループウェアの「Knowledge Suite」、モバイルデバイス管理サービスの「MDM+」の3タイトルを発売する。

 ハコクラには、ニフティクラウドのパートナーが提供するSaaSを30日間試用できるプロダクトキーと利用マニュアルが同梱されており、購入後すぐに試用を開始できる。試用期間終了後に継続を希望する場合は、専用のウェブサイトから申し込むことで、月額課金のサービスを正式に利用することになる。

「ハコクラ NIFTY Cloud selection」
「ハコクラ NIFTY Cloud selection」

 当初販売はダイワボウ情報システムを経由し、同社のビジネスパートナーである全国の約1万7000社の販売会社を通じて実施する。家電量販店やECサイトでも順次展開するとしている。

 ハコクラにより、利用企業は販売会社から自社の要望に合ったクラウドサービスの提案を受け、試用した上で利用できるようになるという。販売会社は、毎月のストック型の収益が上がる点、製品を目で見て触れられる形で提案できることも利点としている。

 第1弾のタイトルは3つ。ウェイズジャパンの「Fileforce for NIFTY Cloud」は、ウェブブラウザで利用できるクラウド型のファイルサーバで、社内外のファイルをマルチデバイスで共有できる。プレビュー表示、タグ検索などもできる。ストレージにはニフティクラウドストレージを採用した。

 ブランドダイアログの「Knowledge Suite 営業支援特別パック」は、グループウェアにSFA(Sales Force Automation)機能を組み合わせたもの。ID数は無制限で、マルチデバイス対応。社外でも社内と同じビジネス環境を実現するとしている。スケジュールと連動した営業日報、名刺管理、休眠顧客の掘り起こしなど営業強化のための施策を打てるという。

 同じく、ブランドダイアログの「MDM+」も提供する。端末管理、セキュリティ管理といった企業のモバイルデバイス管理業務向けに、現場の作業をサポートするコンテンツ管理、アプリケーション管理などの機能を利用できる。

 価格は924円。試用期間は利用登録後30日間となっている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    セキュリティ担当者に贈る、従業員のリテラシーが測れる「情報セキュリティ理解度チェックテスト」

  2. セキュリティ

    IoTデバイスや重要インフラを標的としたサイバー攻撃が増加、2023年下半期グローバル脅威レポート

  3. セキュリティ

    従業員のセキュリティ教育の成功に役立つ「従業員教育ToDoリスト」10ステップ

  4. セキュリティ

    サイバー攻撃の“大規模感染”、調査でみえた2024年の脅威動向と課題解決策

  5. セキュリティ

    クラウドネイティブ開発の要”API”--調査に見る「懸念されるリスク」と「セキュリティ対応策」

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]