KDDI、移動体通信の認証システムをSPARC/Solarisベースの垂直統合型で増強

田中好伸 (編集部) 2013年10月10日 11時50分

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 KDDIは移動体コアネットワーク向け認証システムを垂直統合型システム「Oracle SuperCluster T5-8」で増強する。11月からの本格稼働を予定している。同ハードウェアの採用は世界初という。日本オラクルが10月8日に発表した。

 KDDIの移動体通信サービス契約数は9月時点で約4000万件。2012年9月から展開している通信サービス「au 4G LTE」で、データ通信需要は増加傾向にあり、データ処理量の加速度的増加が想定されている。このために、移動体通信サービスの利用者情報や接続情報を管理する認証システムの増強を決定した。

 SuperCluster T5-8は、RISCプロセッサ「SPARC T5」とUNIX OSの「Oracle Solaris」がベースとなるUNIXサーバ「Oracle SPARC T5-8」を中心に、同社の開発コンセプト「Engineered System」で作り込まれている。日本国内では7月から提供されている。KDDIでは、インメモリデータベース「Oracle TimesTen In-Memory Database」を稼働させるインフラとしてSuperCluster T5-8の採用を決めた。

 既存のUNIXサーバ「SPARC M3000」40台以上の性能を1台のSuperCluster T5-8に集約して、設置面積を83%削減、消費電力を67%削減できるという。KDDIでは、4台のSuperCluster T5-8を稼働させて、システム全体の性能を12倍向上させる。将来の需要増加と事業継続計画(BCP)対応も含めた可用性向上も狙う。

 ハイパーバイザ「Oracle VM Server for SPARC」を採用して、リソースを再配置することで将来、柔軟に性能を拡張できると説明。コア単位でソフトウェアライセンスを購入できることから、初期投資を抑えながらビジネスの成長にあわせて段階的に投資できるとしている。

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