#3:コンセントを占有しない
喫茶店で仕事をしていると、ノートPCは必ずコンセントにつないで使うという、コンセント中毒の人間を見かけたことがあるはずだ。そういった人たちの多くは「万一の時のために」ノートPCのバッテリを満タンにしているだけなのだ。
残念ながら、コンセントが余分に設けられている喫茶店はほとんどなく、あっても使いづらい場所にしかない。このためコンセント中毒の人間は、無理矢理テーブルからコンセントまでノートPCの電源ケーブルを引き回すことになる。これはビジネスパーソンが公共の場で行う最も不作法な行為の1つと言える。
一方、電源ケーブルを使わずにノートPCを使用する人とは、優れた仕事仲間としての連帯感を分かち合えるはずだ。コンセントを必要としないのであれば、コンセントから離れたテーブルに座ってほしい。コンセントに最も近いテーブルは、ノートPCの充電を本当に必要としているかもしれない人々のために空けておこう。
#4:店の人と親しくなる
特定の喫茶店の常連になっているのであれば、店の人と親しくなっておこう。筆者がよく行く喫茶店のスタッフたちは、常連客とのちょっとした会話が好きだと明言している。彼らは親しみのある顧客を期待しており、そういった人たちと時間を過ごすのを楽しんでいる。つまり彼らにとって、店でそれなりの時間仕事をし、テーブルを占有していても許せる顧客もいるというわけだ。
また、喫茶店の売り上げに貢献するべく、できる限り飲み物や食べ物を注文するように心がけてほしい。そうすれば、お店の将来は安泰となり、あなたの仕事場所もなくならないというわけだ。そして、お店の人に十分なチップをはずむのも忘れてはならない。彼らの給料はおそらくあまり高くないため、できる限り支援してあげよう。
#5:公共の場所で面接をしてはいけない
筆者は、公共の場で採用面接を行っているマネージャーを何人も目にしてきている。こういった人たちにはエチケットの訓練が必要だと考えている。採用面接時には多くの個人情報に言及することになるため、そういった面接を公共の場で実施するのは絶対に避けるべきだ。これはまた、人を屈辱的な状況に追いやる行為でもある。
喫茶店で行うべきでないのは採用面接だけではない。筆者が仕事をしようとしていた時、隣のテーブルから弁護士とクライアントの打ち合わせの声が聞こえてきたことが何度もある。ある打ち合わせでは、クライアントがセクハラを受けたとして、地元の別の弁護士を非難している声が聞こえてきたこともあった。まわりのテーブルに座っていた人々は皆、混雑する喫茶店でそういった打ち合わせが実施されている状況を極めて不快に感じていた。