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SAPのシッカCTOがHANAを強調--新UIで高速化も - (page 3)

末岡洋子

2013-10-28 08:00

スピードとシンプル化--新UIパラダイム「Fiori」

 プラットフォーム上で動くアプリケーション側では、「Re-Invent(再発明)」が主題となった。

 1月にBusiness SuiteがHANA上で動くようになって以来、すでに450社がこれを利用しているという。SAP自身が単一のERPグローバルインスタンスをHANAで動かしており、DBのサイズが半分になり、決算時の締め処理のプロセス時間を合計400時間も削減できたという。

 最高財務責任者(CFO)、中央のチーム、営業が同じレコードで作業できるようになり、完璧な同期が取れていると報告した。また、インドの消費財企業では在庫などの処理が10倍高速になっただけではなく、在庫の動きから得た洞察を基に、購買価格のシュミレーションやコンポーネントの最適化が可能になったという。


「HANAはゲームチェンジャー。ビジネスそのものを変えている」とアプリケーションイノベーション担当のBernd Leukert氏

 このような事例を挙げながら、SAPでアプリケーション開発を率いるBernd Leukert氏は、「スピードだけではない。新しいビジネスモデルが生まれる。場合によっては組織も変わる」とした。例えば顧客サービス業の場合、これまで顧客から連絡が会った後の事後処理に回っていたのが、予測分析を利用して事前の対応が可能になるといったことが考えられるという。

 そこで重要と考えるのが、「ユーザー中心」のアプローチだ。「シンプルに、直感的に、利用(コンシューム)しやすい――さらには、さまざまなデバイスで利用できる必要がある」とLeukert氏。Fioriはこの部分を解決する技術と位置づけた。

 Fioriは5月の発表時に第一弾として25種類のアプリケーションを出荷した。UI担当のSam Yen氏によると、既に200社が購入しており、年内に100社が実装予定という。現在、第2弾として150種のFioriアプリの開発作業の最終段階にあり、これにより典型的なSAPユーザーの利用の80%をカバーする。将来的には、すべてのSAPソリューションで一貫性のある体験を提供するものになるとのことだ。


Fioriのロードマップ、「すべてのSAPソリューションで一貫性のある体験を提供する」とSam Yen氏(中央)

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