Surface 2とSurface Pro 2発売--法人向けは11月1日から

大河原克行

2013-10-24 19:45

 日本マイクロソフトは、Surfaceの新製品として、Surface 2およびSurface Pro 2の国内販売を、10月25日から開始すると発表した。法人向けには11月1日に発売する。米国のほか、欧州、アジア太平洋地域の21カ国では既に10月22日に販売を開始していた。中国では11月初旬に発売することが明らかになっていたが、日本での時期は明らかにされていなかった。

 Surfaceは、マイクロソフトブランドのデバイスで、国内では今年3月に発売したSurface RTの後継機種がSurface 2、今年6月に発売したSurface Proの後継がSurface Pro 2となる。Surface Proはわずか4カ月で新製品に移行することになる。

日本マイクロソフトの樋口泰行社長
日本マイクロソフトの樋口泰行社長

 日本マイクロソフトの樋口泰行社長は、「タブレットとPCの両方の機能をあわせ持った製品。これまでの流れを分断するタブレットとは異なる。資産を継承でき、USBポートを備え、キーボードやマウスを使った生産性の高い業務に活用でき、セキュリティにも強い。これこそが真のタブレットであり、タブレット/PCという世界を実現する製品になる」とした。

 また、米マイクロソフトのSurface and Windows Hardware セールスアンドマーケティング担当ゼネラルマネージャーのブライアン・ホール氏は、「新たなSurfaceは万人受けを目指して開発したものではない。メールやブラウジングだけで利用するユーザーには適さないと言えるかもしれない。仕事に使いたいというビジネスマン、学習に使いたいという学生、日々忙しい主婦などに適したデバイスである。そして、Surface Pro 2は最速のPCの1つであり、Surface 2は、パーソナル用タブレットとして最も高い性能を目指したものである」とした。

米MicrosoftのSurface and Windows Hardware セールスアンドマーケティング担当ゼネラルマネージャーのブライアン・ホール氏
米マイクロソフトのSurface and Windows Hardware セールスアンドマーケティング担当ゼネラルマネージャーのブライアン・ホール氏

 Surface Pro 2は、Windows 8.1 Proを搭載するとともに、CPUに第4世代Coreシリーズの「Core i5-4200U(1.6GHz、ビデオ機能内蔵)」を採用した製品で、1920×1080ドットのフルHD表示と10点タッチ対応の10.6型液晶を搭載している。また、バッテリー駆動時間を約75%長時間化しており、重量は約907g。個人向けモデルては「Office Home and Business 2013」を標準搭載している。本体を立てるためのキックスタンド機構は、2段階で角度が調整できるようにした。

 価格は、128GBモデルが9万9800円、256GBモデルが12万9800円、512GBモデルが17万9800円となっている。また、Officeが搭載されていない法人向けモデルは、64GBモデルが5万4800円、256GBが10万9800円、512GBが15万9800円となっている。

 一方、Surface 2は、OSにはWindows RT 8.1を採用し、CPUにはTegra 4(1.7GHz)を搭載。5点タッチ対応10.6型液晶ディスプレイを採用しており、解像度はフルHDに進化させた。また、Office 2013 RTを搭載している。重量は約676g。価格は、32GBモデルが4万4800円、64GBモデルが5万4800円となっている。

 Surface 2およびSurface Pro 2には、Skype 12カ月無料特典「世界61カ国 固定電話かけ放題プラン」、「Skype WiFi 12カ月無料」のほか、SkyDrive 200GBフリー(2年間)の3つのクーポンが同梱されている。

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