東洋ビジネスエンジニアリング(B-EN-G)とインフォマティカ・ジャパンは10月29日、マスターデータ管理(MDM)分野で協業すると発表した。B-EN-Gは、マスターデータ管理ソフトウェア「Informatica MDM」を中心としたインフォマティカのデータ管理製品を販売し、2年間で4億5000万円の売り上げを目指す。
MDMは、企業内の情報システムが扱う基本となるマスターデータを管理するためのシステム。マスターデータとなるのは、顧客情報や商品情報など。複数のシステムでそれぞれマスターデータを管理していてはデータの不一致や不整合が発生し、システムの品質を低下させることにもつながると指摘されている。
Informatica MDMは、特に大規模で複雑なシステム環境に向いたマスターデータ管理基盤として、統合基幹業務システム(ERP)を含む基幹系とそのほかのさまざまな個別システムから構成されるシステム環境の課題解決に強いという。
両社は、Informatica MDMとERPの導入実績が豊富なB-EN-Gのノウハウを組み合わせ、中規模から大規模なシステム環境でのマスターデータ管理の課題に応えるとした。