ハイエンドサーバ市場は縮小傾向--IBM、メインフレーム出荷が安定

山田竜司 (編集部)

2013-10-31 13:25

 IDC Japanは10月31日、2012年の国内ハイエンドサーバ市場とベンダーの競合分析結果を発表した。2012年の市場規模は1559億円だった。この値は2007年の63.4%程度と、同市場は縮小傾向にある。

 2012年の製品別(出荷額)構成比は、メインフレームが64.5%、RISC&IA64サーバが28.3%、そのほか(x86サーバとビジネスサーバ)が7.2%だった。ハイエンドサーバ市場は、2500万円以上のサーバが対象であり、メインフレームとRISC&IA64サーバの動向の影響が大きい。

 2012年のシェアトップはIBM。2010年以降、IBMのメインフレームは出荷実績が安定しているという。2位は日立製作所、メインフレームや高性能コンピューティング(HPC)専用RISCサーバの大型案件があったという。3位は富士通、メインフレームは大型案件があったが、RISCサーバが振るわなかった。4位はHPだった。同社はメインフレームを持っておらず、2012年は、IA64サーバで通信業向けの大型案件があったが、小幅に減少した。


2012年 国内ハイエンドサーバー市場 ベンダーシェア(IDC提供)

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