データセンターやクラウド、XPサポート終了もーーすべての領域で役に立つ企業へ:デル

大河原克行 2013年11月15日 17時58分

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 デルは11月15日、大阪・梅田のザ・リッツ・カールトン大阪でプライベートイベント「Dell Solutions Roadshow 2013」を開催した。今回のイベントは「スケーラブルデザインで実現するDell End-To-Endソリューションの全貌」をテーマに、法人や官公庁、研究機関、教育機関、医療分野などの最高情報責任者(CIO)、情報システム部門、システム管理者、ITマネージャーなどを対象にしている。東京では7月2日に開催しており、大阪での開催は、それに続くものとなる。

 イベントはデルが掲げる「Connect」「Transform」「Inform」「Protect」のテーマに沿い、エンドトゥエンドな製品群を紹介する内容となっている。単なる製品の提供にとどまらず、デルがスケーラブルデザインを切り口にしたエンドトゥエンドな解決策を提案してビジネス課題の解決、迅速な意思決定、効率的で拡張性をもった事業展開に貢献する、といった同社の姿勢を示す狙いがあるとしている。

 午後1時から行われた基調講演では、デル代表取締役社長の郡信一郎氏、デルの執行役員でエンタープライズ・ソリューション統括本部長を務める町田栄作氏が登壇。さらに、FFRI代表取締役社長の鵜飼裕司氏が、「サイバーセキュリティを取り巻く現状と今後の動向」をテーマに、サイバー攻撃に対する対策、今後予想される脅威を説明。戦略的なセキュリティ対策への投資に関して解説した。

 郡氏は「毎年、このイベントを通じて近畿圏、西日本のお客様やパートナーと、直接お話しする機会を持てる。この場でお客様が抱える課題を知り、ITでいかに事業をサポートするかといった相談を受けることができる。デルからは最新ソリューションを提案することができる」と大阪で開催することの意義を語った。


デル 代表取締役社長 郡信一郎氏

デル 執行役員 エンタープライズ・ソリューション統括本部長 町田栄作氏

 「デルジャパンは、1993年に2機種のPCを投入するところからスタートし、15年前からサーバやストレージを提供してきた。サーバは、アジア圏でナンバーワンとなっており、2013年で最も多くのストレージ容量を出荷したメーカーがDellとなった。さらに、10年前からネットワーク製品を投入し、これも高い評価を得ている。2007年には、EqualLogicで自社ブランドのストレージ製品を発売し、5年連続でナンバーワンのシェアを持っている」と、これまでの経緯を示した。そして郡氏は以下のように語った。

 「近年は、サービスやソフトウェアといったように、これまでのDellブランドには馴染みがないものを提供し始めている。日本でも、最も高いセキュリティサービスと認められているSecureWorksを導入した。まだ、DellはPCメーカーという印象が強い人も多い。しかし、Dellは総合ソリューションベンダーへと変化しており、その領域に何倍もの研究開発費を投入している。その結果が出始めている。End-To-Endソリューションは日々、毎年拡張している。Dellは、ITを提供する企業ではなく、活用し、生かしてもらうためのITを提供するメーカーでありたい。そして、即効性を持って、事業にお役に立てることを目指したい」

 町田氏は、企業が直面する課題として「クラウドへの最適化」「ビッグデータの活用」「BYOD(私物端末の業務利用)への対応」「セキュリティ対策」の4つの領域にあることを示しながら、以下のような見方を示した。

 「来年4月のWindows XPサポート終了に続いて、Windows Server 2003も再来年夏にはサポート終了を迎える。その一方で、タブレットやスマートフォンなどを活用し、競争力を高めるといった動きも出ている。ビッグデータひとつをとっても、そのものが重要なのではなくて、ビッグデータを顧客満足度向上や企業競争力向上にいかに生かすことができるができるのかといったことが大切であり、それに伴い、ITの使い方を変革していかなくてはならない」

 続けて町田氏は「Dellは、この4年間で1兆4000億円、昨年1年間でも5000億円を投資し、製品やサービスのポートフォリオを拡充してきた。エンドポイントからデータセンターやクラウドまで、すべての領域でお役に立てるベンダーになってきている。目に見えるハードから、目に見えないセキュリティ、サービスまでを提供することができる企業に変革している」と自社の位置付けが変化していることを強調した。

 町田氏は非上場化についても言及した。

 「この出来事を世界最大のスタートアップと呼ぶように、Dellはこの11月から、プライベートカンパニーとして新たなスタートを切った。PCのダイレクト販売でスタートし、サプライチェーンを生かした展開は、その後、サーバやストレージにも広がっている。オープンであり、標準であり、自動化を追求していくことは、これからも変わらない。ただ大きく違うのは、これまでとは異なるだけのスピード感を持って取り組むこと、パートナーと一緒になって、エンドトゥエンドのソリューションを提供する点である。これまで以上にお役に立てる企業になりたい」

  • タブレットのほかに、コンバーチブルタイプ、省スペース型オールインワンデスクトップなどのPCを展示

  • 11月14日に発表された8型液晶搭載タブレット「Venue 8 Pro」も展示

  • 11月に登場する薄型モバイルワークステーションも展示した

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