さらに、Salesforceがこれまで提供してきた各アプリケーションがSalesforce1によってどう変化していくのかを紹介。「Service Cloud」に関しては、Philipsの医療機器を事例として紹介。3Dで内臓を表示する機器にはトラブルが起きた際にカスタマーセンターにつながるボタンを装備し、そのボタンを押せば本部にいるその機器の専門知識を持った技術者や近隣にいる技術者に連絡が行く。
その結果、短時間で原因を究明し、修理するので、機器トラブルによるダウンタイムを大幅に削減できる。
Benioff氏はPhilipsの最高情報責任者(CIO)にインタビューしたが、PhilipsのCIOは「CIOの業務は従来のものとは大きく変わってきている」とコメント。テクノロジの進化によって、ITが提供するサービスの中味が大きく変化し、CIOもそれを踏まえた対応が求められることが浮き彫りになった。
Sales Cloudに関しては、モバイルへの完全対応によって、利用者は簡単に情報にアクセスできる。モバイル端末として、今後登場するソニーの時計型情報端末にも対応する予定。幅広い場面での利用を視野に入れている。
ソニーの時計型情報端末
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