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ポート数で伸び--実績からFC-SANを選択するもプロトコル間競争が加速へ

山田竜司 (編集部)

2013-11-22 07:30

 IDC Japanは11月21日、SAN(Storage Area Network)の主要コンポーネントである国内ファイバチャネル(FC)スイッチ市場の予測を発表した。2012年のFCスイッチの出荷台数は前年比25.1%増の3万1684台、出荷ポート数は同31.9%増の65万8909となった。ポート数の2012~2017年の年平均成長率は8.1%と予測する。

 国内FCスイッチの出荷ポート数は、2010~2011年の2年間は10%台前半の成長だったが、2012年は、前年比31.9%増と大幅に拡大した。出荷ポート数が伸びた要因は、通信事業者向けなどでシャーシスイッチの大型案件や、フィクスドポートスイッチ、ブレードサーバエンベデッドスイッチともに需要が拡大し、どの分野でも10%以上の成長を遂げたためという。

 これまでFCスイッチの出荷ポート数の成長率には、国内におけるSANの普及率が影響を与えていたが、ここ数年は、通信事業者の大型投資の有無やサーバ仮想化の普及、サーバの導入タイプの変化などの影響が強い。サーバ仮想化の普及率が上昇し、その大規模化が進むことで、FC-SANなどのネットワークストレージに対する需要が拡大しているとIDCは説明している。

 国内では仮想化環境のネットワークストレージをFC-SANで構築するケースが多く、仮想化環境の拡大がFCスイッチの出荷ポート数の伸びを下支えしている。一方、サーバー仮想化環境でも、NAS、iSCSIなどのIPベースのネットワークストレージと競合するケースが増加しているという。

 IDCは、国内企業ではストレージネットワークとして実績の高いFC-SANに対する投資意欲は根強いと説明する。一方、ストレージとサーバ間のプロトコルの多様化が進み、NAS、iSCSI、FCoE、SAS-SANなどに対する需要も増加中であり、プロトコル間の競争が加速すると分析している。


2012~2017年 国内ファイバーチャネルスイッチ市場 出荷ポート数の実績と予測(IDC Japan提供)

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