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IDC Japanは11月22日、x86サーバをベースにした仮想化環境(x86仮想化環境)で利用される国内外付型ディスクストレージシステム市場の実績と予測を発表した。2012年の同市場は前年比23.7%増の249億3400万円。2013年は同22.5%増の305億4400万円を見込んでおり、2012~2017年の年平均成長率は15.8%と予測する。
IDCはサーバ仮想化やデスクトップ仮想化の普及により、x86仮想化環境での外付型ディスクストレージシステム需要が増加していると指摘した。要因として、x86仮想化環境が普及するとともに、その規模が拡大していることを挙げた。中堅中小企業にまでサーバ仮想化環境が普及するのに伴い、初めて外付型ディスクストレージシステムを導入する企業も増えていると説明する。
国内企業がx86仮想化環境で利用している外付型ディスクストレージシステムは売上額では、ファイバチャネル(FC)をベースにしたストレージエリアネットワーク(FC-SAN)の構成比が最も高いが、ネットワークアタッチドストレージ(NAS)やiSCSIベースのSAN(iSCSI-SAN)も上昇しているという。NASは導入や運用の容易さが、iSCSI-SANは低コストでSANが構築できることがユーザーから評価されている。1つのシステムでブロックとファイルの両方に対応できるマルチプロトコルストレージの導入も進んでいるとした。
ハイパーバイザ環境別では、2012年まではVMware環境向けが売上額の中でシェアが大きかったが、2013年はVMware以外のハイパーバイザの普及で需要が拡大し始めているという。
IDC Japanは「仮想環境を構築するユーザー企業は、データ量増大への対応、災害対策の強化、ストレージI/O性能の向上など運用管理までを見据えた投資判断が必要になっている」としている。
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