日本たばこ産業(JT)は情報共有を推進させるために社内SNSを採用し、社員同士の結束を高めているという。製品を提供したソニックガーデンが11月29日に発表した。
JTグループでは、100を超える国籍の約5万人が、国内外におけるたばこ事業をはじめ、医療、飲料、加工食品事業などを、世界120カ国以上の国と地域で展開している。
国内たばこ事業はJTグループの中核事業だが、他の事業に関わる社員も多くおり、グループ内にも、無煙たばこ「ゼロスタイル」などの存在や特徴を知ってもらうなど、社内SNSを使ったインナー向けの告知活動と製品改善につながる意見収集などを実施している。
JTでは、子会社であるJTクリエイティブサービスに社内SNSの運営事務局を設置。ソニックガーデンの社内SNS「SKIP」をどのように運用するか、社内制約に合わせたユーザー登録フローの改善や、認知向上に向けた活用方法、機能改修などについてディスカッションを重ねてきたという。
JTクリエイティブサービスでは社員や各メンバーをイラストで擬人化して、コンテンツを投稿や利用者のフォローをされるなどの工夫を施している。
運営事務局によると「たばことは関係のない部署やグループ会社に所属するメンバーから新しいアイデアが発信される」「小売店での販売方法を写真付きで報告がある」とコメント。これまで埋もれていた情報が自然と集まるようになったとコメントしている。