編集部からのお知らせ
解説集:台頭するロボット市場のいま
解説集:データ活用で考えるデータの選び方
三国大洋のスクラップブック

テスラのバッテリーを家庭用蓄電池に--米ソーラーシティの実験的取り組み

三国大洋

2013-12-03 14:21

 前回の話で取り上げたElon Muskのつながりで地味な話題を1つ。

Elon Musk: The mind behind Tesla, SpaceX, SolarCity ...

Solar for Your Home: SolarCity offers a cleaner, more affordable alternative to your utility bill

 Muskが会長を務めるSolarCityという会社(註1)は、Muskが自ら経営するTesla MotorsやSpaceXと比べると、どうしても「地味な存在」という感じがしてしまう。電力の小売事業者(註2)会社の性格もあるだろうし、あるいは画面映りの良い電気自動車(EV)やもの珍しいロケット(註3)のようなものがないためかもしれない。

 投資家からの評価は上々のようで、2012年12月に公開した株式はこの1年間で大きく上昇(註4)しているけれど、これも「TSLA」(Tesla株価)の大きな値動き(10月初旬まで続いた急上昇とその後の大幅下落)の前ではやはり話題性でインパクトに欠ける……そんなことも手伝ってか、SolarCityのことをMusk抜きで取り上げた記事というのは、見かけた覚えがほとんどない(無論例外もあって、3月にはFortuneのAdam Lashinskyが、CEOのLyndon Riveに取材した動画付きのインタビュー記事(註5)が公開されていたが、これほどボリュームのあるものはかなり珍しい)。

 さて。そのSolarCityが一部の契約者の家庭に、Teslaのバッテリーで作った蓄電池を配り始めているという記事が、QUARTZ(註6)に米国時間11月27日付で掲載されていた。

 ・Why SolarCity and Tesla are going to replace your utility - QUARTZ

 会社側からプレスリリースが出ているわけでもなく、ほかの媒体からこの話に関する記事が出ているわけでもないところから察すると、おそらく「たまたま試験導入者の話が聞けたので、それを元に記事をまとめた」といった性格の記事かもしれない。

 この記事には「Tesla製のリチウムイオン・バッテリー(ただし容量は10 kWh)が、ソーラーパネルで発電した電力のストレージ用として、約300世帯のSolorCityユーザーの家庭に導入された」とか、「ユーザーはこれを実質月額40ドル以下でリース利用できる」といった説明に加えて、「これがあれば、電力需要のピーク時に電力会社からの電気を使って、高い割増料金を取られることもない」といったユーザー(Model Sのオーナーでもある)のコメントも紹介されている。Model Sに搭載されるバッテリは、60kWhとか85kWhとかだから、それとこのストレージ用バッテリーを併用できるとなると、理屈の上では70kWh――丸3~4日分くらいの電気をため込めることになるのかもしれない(註7)

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

Special PR

特集

CIO

セキュリティ

スペシャル

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]