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2014年は「モバイル」「クラウド」「ビッグデータ」「ソーシャル技術」が市場を支配--IDC予測

山田竜司 (編集部)

2013-12-09 20:37

 IDC Japanは12月6日、2014年の世界IT市場を特色付ける技術や市場トレンド、ベンダーの動きなど主要10項目を発表した。同社の定義する「第3のプラットフォーム」である「モバイル」「クラウド」「ビッグデータ」「ソーシャル技術」の成長と革新が変化を引き起こすという。

 第3のプラットフォームは、2013年時点では大企業のCEOが失職やITベンダーが上場廃止などネガティブなイメージが強いと指摘。2014年には、主要なプレイヤーによるクラウド、モバイル、ビッグデータの規模拡大のため、大規模に投資され、今後10年間のIT投資をけん引する製品やサービスを創造する開発者争いを目撃することになると説明した。IT業界外では、第3のプラットフォーム技術が他産業のすべてで価格破壊を引き起こすことになると予測している。

 IDCが2014年の世界IT市場の主要として挙げた10項目は以下である。

世界のIT支出

 2014年の世界のIT支出は、前年比5%増の2兆1000億ドルで、第3のプラットフォームがけん引する。第3のプラットフォームは前年比15%成長、IT支出全体の伸びの89%。スマートフォンとタブレット市場の急拡大により、サーバ、ストレージ、ネットワーク、ソフト、サービス市場は2013年より拡大すると予測した。PC市場だけは、前年比で6%減となった。

新興国のIT支出

 新興市場は成長率10%に戻り7400億ドル、世界IT市場の35%と、初めて世界IT市場の増加分の60%以上を占めるという。BRICs諸国では、IT支出は前年比で13%伸び、中国経済の回復がけん引すると予測する。中国のIT市場規模は米国市場の3分の1だが、中国のIT投資の増加額はドル換算で米国の増加額と同規模という。その他の地域では成長率は不均衡であり、ポストBRICs時代の到来を予感させると指摘した。

第3のプラットフォームの成長

  第3のプラットフォームは、2014年のIT支出の29%、およびIT支出の増加率の89%を占める。第3のプラットフォーム上では、IaaSからPaaSへ、また汎用PaaSからデータ最適化されたPaaSに移行する。後者はAmazon Web Services(AWS)によるPaaSやビジネス向けのサービス発表が典型例と説明する。結果、第2のプラットフォームにおいてリーダーであった既存ベンダーは、速やかに第3のプラットフォームでの戦略を構築する必要があると指摘した。Googleにとって、本来はリーダーの座を争うはずだった製品やサービスが、市場から閉めだされそうになる状況に直面するという例を挙げた。

モバイル市場の競争

  モバイルデバイス市場は2014年も拡大。タブレットは18%、スマートフォンは12%の成長が見込まれるという。Samsungが率いるAndroid連合は、出荷台数でのAppleに対する優位性を維持し、Appleは単価とエコシステムではAndroidに対する優位性を保つとした。Google Playのアプリダウンロード数と売り上げは堅調であり、2014年にはAppleとの差を縮めると予測する。Microsoftはモバイル開発者からのサポートを2倍に高める必要があると指摘した。

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