統合基幹業務システム(ERP)パッケージ「ProActive E2」のアプリケーション基盤にアプリケーションサーバ「Oracle WebLogic Server」が採用された。日本オラクルとSCSKが12月17日に発表した。既に導入が完了している。
企業向けJavaの仕様「Java Platform,Enterprise Edition(Java EE)」に準拠したWebLogic Serverの投資対効果の大きさと、効率的に運用できるオープンな環境である点が、長期利用を前提にするProActive E2のコンセプトと一致したという。ProActive E2は4900社、210以上の企業グループに導入されている。
SCSKは、顧客の長期的な製品利用を促す取り組みの一環として、最新のJava EE環境に着目。業務アプリケーションの基盤として実績があるWebLogic Serverの導入を決めた。
ProActive E2は、従来からJava EEに準拠したアプリケーションサーバを基盤にしていたため、WebLogic Serverへの移行は比較的短期間でできたとしている。
WebLogic Serverの最新版は「WebLogic Server 12c」。Java EE 6に完全準拠している。従来から併用されることが多かった「Struts」や「Hibernate」などのオープンソースの開発フレームワークで実現していた機能を補完し、標準に準拠した機能だけでウェブアプリケーションに基づいたオンライン処理システムなどを構築でき、将来的な運用、保守負担の軽減を可能にする。
日本オラクルによると、今回のProActive E2には、部分的に最新版であるWebLogic Server 12cが導入されている。