日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は12月19日、バックアップストレージとアーカイブストレージのラインアップを刷新し、計7製品を一斉に発表した。バックアップストレージは同日から、アーカイブストレージは1月23日から販売する。税別の参考価格はバックアップストレージのエントリモデル「HP StoreOnce 2700 Backup」で120万円からとなっている。
新たなバックアップストレージは、1Uラックマウントサイズのエントリモデル「HP StoreOnce 2700 Backup」(写真)から、データセンター向けハイエンドモデル「HP StoreOnce 6500 Backup」まで5製品のフルラインアップが投入された。いずれもStoreOnceシリーズの第4世代として、HP独自の連携型重複排除エンジンをベースにしている。サーバのProLiant Gen8で培った技術でハードウェアを一新、性能や容量を大幅に強化したという。
StoreOnce 2700は、前モデルに比べ使用可能容量が2倍、バックアップ性能が3.7倍という。同様にミッドレンジモデルの「StoreOnce 4500」はStoreOnce 4220に対し使用可能容量を2倍、バックアップ性能を4.5倍としている。
アーカイブストレージ「HP StoreAll」では、性能と機能を強化したゲートウェイタイプ「HP StoreAll 8200 Gateway」とアプライアンスタイプ「HP StoreAll 8800 Storage」の2モデルが新たに発売される。これら新モデルではハードウェアを一新し、ラックあたり1.6Pバイトの拡張性という。
IaaS環境構築管理ソフトウェア「OpenStack」のオブジェクトストレージに対応し、クラウド環境に向けたアーカイブ基盤を提供する。コンプライアンスに対応し、検索機能も強化されている。
StoreOnce 2700 Backup(日本HP提供)