Dellはすでにデータアクセスのセキュリティ「Dell Data Protection」の提供などを行っているが、Dell WorldではDropboxとの提携を発表した。提携の下でDellはタブレットとPCにDropboxをプリインストールし、Dellの営業チームやチャネル経由でDropboxの企業向けソリューション「Dropbox for Business」をDell Data Protection顧客向けに提供する。
「これにより、従業員はDropboxで作業でき、IT部門は管理できる」とSchmoock氏。主としてSMB向けとなるが、今回の提携はスタートに過ぎず、今後はあらゆる規模の企業に利用できるように拡大するという。なお、DropboxによるとDellとの提携は独占的なものではないという。
Dellとの協業について話したDropboxのLeibowitz氏
これらの事業部を支えるのがサービスだ。インフラのマイグレーション、アプリケーションのモダナイズ、クラウド、ビジネスプロセスアウトソーシング、セキュリティ、サポートなどを含む。
同事業部を率いるSuresh Vaswani氏は、2012年にハリケーン・サンディが米国を襲った際にアメリカ赤十字が200万件以上のソーシャルメディアデータを分析したり、避難所情報の提供などの効果的なコミュニケーションを支援した事例、規制の変化やコスト削減などの課題に直面しているヘルスケアのチャリティ団体Daughters of Charity Health Systemでの運用効率化や仮想化の活用などの事例を紹介し、「企業のイノベーションを加速し、ビジネスの結果を得られるようにする。Dellは顧客がトランスフォーム、コネクト、インフォーム、プロテクトを実現するに当たって、ベストパートナーになる」と述べた。