NECは1月20日、企業向け無線仮想専用線(VPN)ルータの新製品としてLTEと3Gの通信モジュールを内蔵した「UNIVERGE WA1511」と、外付けのUSB型データ通信が利用できる「UNIVERGE WA1510」を販売開始した。税別価格はWA1511が9万8000円、WA1510は5万9000円。2月10日から出荷する。
UNIVERGE WA1511(NEC提供)
新しいUNIVERGEはWAN側回線として有線やモバイル回線に対応し、用途に合わせ企業内ネットワークを設計、構築することが可能。LTEや3Gモジュールの内蔵することで、設置性や保守性の向上を図り、通信処理速度も向上したという。
NECは、新規店舗の開設や短期間でのネットワーク構築などに有用とアピール。フランチャイズ経営や金融、交通機関など、ATMなど各種支払端末、監視カメラなどのデータ通信のために設置するルータに対し、モバイル回線への対応や設置の柔軟性というニーズが高まっていると説明した。