日本オラクルは1月27日、国産ERPなど複数のソフトウェアベンダーがパッケージソフトウェアの基盤として、アプリケーションサーバ製品「Oracle WebLogic Server」を採用したと発表した。
今回の主な採用ベンダーとして5社の名前が挙がった。採用したパッケージおよび採用理由は以下の通り。
・SCSK「ProActive E2」 4900社、210の企業グループを超える導入実績があり、企業の基幹業務を包括的に支援するERPパッケージだ。Java EEの標準ベースの利点を生かせるWebLogic Serverは、基盤製品として豊富な実績があり、最新のJava EE環境へ対応していることにより、今回の移行も、プログラムを変更することなく、短期間で実現したという。
・スーパーストリーム「SuperStream」 国内7000社以上の導入実績を誇る会計・人事/給与パッケージ。純国産パッケージの強みを生かし、日本固有の商習慣に対応している点が特徴。WebLogic Server採用により、最新のJava EE環境上でSuperStreamを顧客に提供でき、また、「Oracle Database」と合わせて一貫したサポートが可能となることで、より効率的に顧客の要望に対応できるとしている。
・東洋ビジネスエンジニアリング「MCFrame」 製造業向け国産ERPパッケージ。日本の製造業の競争力の源泉である工夫や、さまざまな課題解決のノウハウを含めたのが特徴。最新のJava SE、Java EE環境への対応を図るにあたり、基盤製品として多くの実績を有するWebLogic Serverの採用を決定した。Oracleがグローバルでのデリバリおよびサポート力が強く、世界中に技術者がいることも利点としている。
・ニュートラル「BACREXシリーズ」 卸売業や製造業まで幅広い業種に導入され、全国のスーパーマーケット、ドラックストア、ホームセンターなど小売業に導入実績が多いというインターネットEDIシステムだ。Oracle Databaseとの親和性が高く、可用性に優れている点を評価して、WebLogic Serverを製品のインフラとして採用したという。
・プリマジェスト「Infinity Process Management (IPM)」 重要な業務システムに応えるワークフローエンジンとして利用される基幹系ワークフローツール。大規模なシステムでの利用が多く、大規模システムや基幹システ ムの事例が多いことがWebLogic Server採用の決め手の1つとなったとしている。