リバーベッドテクノロジーは1月30日、拠点集中型インフラストラクチャソリューションの最新版ソフトウェア「Riverbed Granite 2.6」をリリースした。
Graniteは、各拠点のデータをデータセンターで集中管理しながら、各拠点のユーザーにローカル環境と同等のパフォーマンスを提供するソフトウェア。データを一元的に保護でき、拠点やリモートオフィスのTCOを大幅に削減し、災害後にも数日ではなく数分で業務を復旧できるという。
Granite 2.6では、より多くの拠点、大容量なデータセット、IBM Storwize V7000など新たなエンタープライズクラスのストレージシステムに対応した。
Storwize V7000アレイについては、統合サポートによりデータセンターにおいて拠点のデータスナップショットを構成、調整できる。拠点で実行するアプリケーションのシームレスなエンドツーエンドのデータ保護を確保し、IBMのTivoli Storage ManagerやSymantecのNetBackupのような既存のデータセンターのバックアップシステムを利用できるようになる。
また、Granite統合スナップショット管理が現時点で利用できないストレージアレイに対し、スナップショット操作を組み込むために使用するスクリプト実行インターフェース「Snapshot Handoff Framework」も備える。これにより、より多くのデータセンターのストレージアレイに対して、アプリケーションとの整合性を保ったデータ保護を提供。スナップショット機能は、特定の時点におけるストレージデバイスの状態を記録し、拠点サーバとデータのリカバリを高速化し、停電やデータ障害の影響を最小限に抑える。