大阪府中小企業信用保証協会、基幹業務にSaaS--共同利用を視野

山田竜司 (編集部)

2014-02-03 16:07

 大阪府中小企業信用保証協会は、SaaS型の基幹業務システム「ORBIT」を1月6日から稼働させている。システムを共同開発したNECが1月31日に発表した。

 NECのデータセンターから提供されるORBITは、顧客管理や申込管理、償還の滞りの有無を確認する期中管理、求償権管理、信用保険、損失補償、経理など保証業務に必要な機能を備えている。信用保証料を相殺する機能で顧客の負担を軽減できるほか、 金融機関が保有する顧客の決算内容をデータ伝送で受信する機能で審査日数の短縮できる点、信用保証書を金融機関にネット配信する機能などを挙げた。

 同協会が使用するほか、開発時から他地域の信用保証協会との共同利用を視野に入れている。共同利用に向けて基幹業務の事務統一や標準化を図ったという。現在は3つの信用保証協会からORBITへの共同利用表明があり、大阪府中小企業信用保証協会 とNECは今後、ほかの信用保証協会に参加を呼びかけ、ORBITの利用拡大を図るとした。

 開発にあたり、共同利用に向けた基幹業務の事務統一や標準化を図ったという。現在は3つの信用保証協会からORBITへの共同利用表明があり、協会とNECは今後他の信用保証協会に参加を呼びかけ、ORBITの利用拡大を図るとした。

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