九州大学、従来比性能28倍のスパコンを運用開始

山田竜司 (編集部) 2014年02月03日 14時40分

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 九州大学情報基盤研究開発センターは、研究用計算機システム「高性能アプリケーションサーバシステム」の試験稼働を終え、2013年12月27日から本格稼働を開始した。このシステムは、学内外の研究者がネットワークを介してスーパーコンピュータを利用できる計算サービスを提供するもの。九州大学とシステムを提供している日立が1月31日に発表した。

 九州大学情報基盤研究開発センターの従来のシステムは、2009年5月に稼働を開始し、学内外の研究者が流体解析や素粒子研究などの、多くの大規模科学技術計算を実施してきた。今回、高度化する研究者の要請に応えるため、演算性能を大幅に向上させた新システムの本格稼働を開始したという。

 新システムは、科学技術計算に向け「浮動小数点演算」を理論値として1秒間に720兆回実行する性能(720TFLOPS)を有するシステムで、従来から性能を約28倍向上し、1秒間に1兆回の計算(1TFLOPS)にかかる消費電力を従来の約17分の1に低減するという。

 今後、同センターでは新システムを活用し、防災や減災など地球変動予測や次世代ものづくりなどを研究するほか、さまざまな研究開発のさらなる効率化とスピードアップを目指す。同システムは、日立の科学技術計算用サーバ「HA8000-tc/HT210」965ノードや、高速処理が可能な科学技術計算向けサーバ「SR16000 モデルVM1」などを採用している。

 また、今回導入した「HA8000-tc/HT210」965ノードと同センターで稼働している高性能演算サーバを連携し、演算性能評価を実施した結果、浮動小数点演算を1秒間に1000兆回実行する性能(1PFLOPS)を達成したとアピールした。

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