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NECは2月5日、同社が開発したSDN(Software-Defined Networking)向け仮想テナントネットワーク(VTN:Virtual Tenant Network)技術が、SDN向けOSS(オープンソースソフトウエア)を開発している「OpenDaylightプロジェクト」において採用されたと発表した。
OpenDaylightプロジェクトは、2013年4月に発足した米国Linuxファンデーションのプロジェクトの1つで、SDNを実現するソフトウェア群をOSS(オープンソースソフトウエア)として開発している。本プロジェクトには31社の企業が参加し、NECは、発足当初から主要メンバーとして本プロジェクトに参加してきた。
VTNとは、物理的なネットワークを共有した上でソフトウェアによって設定する論理的なネットワークのこと。VTNを利用することで、SDNにおいて1つの物理ネットワーク上に任意の複数の仮想ネットワークを迅速に設定することが可能になる。今回採用されたVTNは、NECがOpenFlowをベースに独自に開発した技術「ProgrammableFlow」のコアテクノロジであり、OpenDaylightプロジェクトが2013年12月にリリースした、ネットワーク全体を制御するSDNコントローラとなるOSS「Hydrogen」に採用されている。
NECでは、SDNを社会ソリューション事業の中核領域の1つとして注力しており、自社製品の開発と製品化に加え、市場や業界の活性化のためにOpenDaylightプロジェクトを始め、さまざまな研究・開発プロジェクトに積極的に参加している。今回のVTN採用は、これらの活動成果の1つだとしている。
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