グループウェア「desknet's NEO」新版--多言語に対応、ワークフローを強化

齋藤公二 (インサイト) 2014年02月20日 15時31分

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 ネオジャパンは2月19日、グループウェア「desknet's NEO」新版の提供を開始した。税別価格はスモールライセンスの5ユーザーが3万9800円から。既存ユーザーは無料でバージョンアップできる。

 desknet's NEOは、desknet'sの後継として2012年12月にリリースされた同社の主力製品で、今回が初のメジャーバージョンアップ。多言語対応やワークフロー強化など、100項目以上の機能が追加、改善された。

齋藤晶議氏
ネオジャパン 代表取締役社長 齋藤晶議氏
山田志貴氏
ネオジャパン マーケティング統括部 プロダクトマーケティング担当 山田志貴氏

 代表取締役社長の齋藤晶議氏は「グループウェアには進化の余地が数多く残されている。今回は、表面的な使いやすさだけでなく、しっかりと中身を伴った製品に仕上げた。成長を牽引する“グロースハック”のようなコンセプトも一部盛り込んだ。ターゲットとしている中小規模の顧客に大規模向けと同じような機能を使っていただきたいと思って取り組んでいる」とアピールした。

 100以上の機能が追加、改善されているが、その中でも特徴的なのが、多言語対応だ。これまで日本語しか提供していなかったユーザーインターフェース(UI)について、言語として英語をタイムゾーンとして各地域ごとの時間帯を選択できるようにした。言語とタイムゾーンは、ユーザーごとにログイン時に切り替えられる。

 標準で提供されるのは英語だが、言語ファイルの修正が可能であり、今後、中国語、ドイツ語、スペイン語などを提供していく予定になっている。言語の切替機能は3月下旬のアップデートで対応する。

 「製造業やサービス業を中心として中小企業の海外進出はこれからも続く。言語を中心としたグローバル対応は、大規模ユーザーだけでなく中小規模企業向けにも欠かせない。英語に対応したことで、現地スタッフに施設の管理を委任できるようになった」(マーケティング統括部 プロダクトマーケティング担当 山田志貴氏)

 2つめは、ワークフローの強化だ。新たに加わった点としては、組織と役割に応じて申請経路を設定できるようになった。これまでは申請する場合、誰に申請を出すかを上長の名前などを検索して1つ1つ設定していく必要があった。

 新版では、所属する組織や役割に応じて、申請時に自動的に上長が入力されるようになり、一定の条件の場合は、上長に加えて、その上の部門の責任者の承認が必要になるといったように、事前に経路を設定できるようなった。

 「ワークフローは内部統制やペーパーレス化に効果があるものの、実際にはあまり使われていないという調査もある。その理由は自由度が高く統制が取りづらいからではないかと考えている。誰から承認を得るかを自由に設定するのではなく、経路として設定することで、ワークフローを利用しやすくする」(山田氏)

 ワークフローでは、申請書を関係者に回付して確認する機能も新たに加えた。この機能は、経路の中の条件として設定するのではなく、申請書の内容を判断できる担当者などを個別に指定できるようにしている。たとえば、社内にある機器を導入する申請に対して、情報システム部門やセキュリティ担当者に個別に内容の確認を依頼するといったケースで利用するという。

 齋藤氏が指摘した、グロースハックを推進することを狙って取り入れた機能となるのが、ウェブクリップや短縮URLだという。ウェブクリップは、ネット上で気になったサイトや画像などを自分用のローカルフォルダ「キャビネット」にそのまま保存できる機能。ブラウザに登録した専用のブックマークレットを使ってワンクリックで保存することができる。

ネオツイ テキストでメッセージをやり取りできる「ネオツイ」
※クリックすると拡大画像が見られます
スタンプ 新版ではネオツイでスタンプを送れる
※クリックすると拡大画像が見られます

 短縮URLは、desknet's NEO上に表示された画面のURLを短縮して、共有しやすくする機能。キャビネットに保存したサイトや日本語ファイル名のURLなどを短縮URLにして共有し、クリックされた数も記録できる。「情報を集め、それを共有し、周囲の反応を得て、さらに情報共有を促進することで、グロースハックを行いやすくする」狙いがあるという。

 新版には、チャットやメッセージの機能である「ネオツイ」上で絵文字やスタンプを送信できる機能、部門ごとにポータルサイトを作成できる機能も追加された。

 山田氏は「絵文字やスタンプといったソーシャル機能、クリップ機能、短縮URLなどは、個人ユーザーにとってはよく馴染んでいる。社内システムでは、そうした機能は使えないというのではなく、同じような操作感を提供して、誰もが使いたくなるグループウェアを目指している」とLINEやTwitter、Evernoteなどに見られるコンシューマー技術を社内システムに積極的に取り入れる狙いを説明した。

 齋藤氏によると、今回のメジャーバージョンアップはバージョン2に相当するもので、今後は「新機能や機能改善をさらに続け、年内にはバージョン3をリリースしたい」と見通しを語った。

 desknet's NEOの動作環境は、サーバOSとしてWindows Server 2008/2008 R2/2012/2012 R2、Red Hat Enterprise Linux 6、CentOS 6。対応データベースはPostgreSQL 9.2(SQL Server対応版は3月下旬、Oracle対応版は4月下旬にリリース予定)。SaaS版の「desknet'sクラウド」での提供は4月を予定している。

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