ネットアップ、スケールアウト型ストレージに新製品--IOPSは最大260万

NO BUDGET

2014-02-24 16:13

 ネットアップは、新しいスケールアウト型ストレージ「NetApp FAS8000」シリーズを2月20日から販売している。最少構成時の税別価格は744万円から。専用OSの新版「clustered Data ONTAP 8.2.1」を搭載している。

 FAS8000シリーズでは、インテルのマイクロアーキテクチャー チップセットを採用してストレージI/Oを最適化したという。拡張メモリやフラッシュメモリ対応などを強化しており、企業内のワークロード向けに低遅延で優れた性能が実現できるとメリットを説明している。

 SANとNASに単一のシステムで対応し、従来製品と比較して性能を最大2倍、フラッシュメモリの搭載可能容量を最大3倍に強化している。フラッシュメモリとのハイブリッド構成で、秒間の入出力(IOPS)は最大260万という。

 clustered Data ONTAPは、無停止のITサービスを提供すると同時に、ユーザーやアプリケーションへのITサービスの提供を簡素化、自動化できるとしている。プライベートやパブリック、ハイブリッドという3つのクラウドに最適なストレージの基盤と説明。新版では、ビジネスを止めることなく、ストレージシェルフを追加、交換でき、セキュリティの強化とMicrosoftのファイルアクセスプロトコル「CIFS」環境の管理が可能となったという。

 FAS8000シリーズは、オプションで仮想化ソフトウェア「FlexArray」を利用できる。FlexArrayを利用すると、他社製品を含む既存ストレージをFASストレージの一部として利用できるとしている。SANやNASに対応するとともに複雑なアドオンが不要という。管理が容易で、優れたアプリケーション統合とデータ保護を備えた共通のデータ管理プラットフォーム上に統合できるとしている。

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