デジジャパンは、飲食業界向けクラウドサービスのレポート機能にビジネスインテリジェンス(BI)基盤「WebFOCUS」を採用した。アシストが2月25日に発表した。
デジジャパンは、クラウドを軸にサービスを国内外に展開している。主力となるSaaS型飲食業界向け統合システム「Delious」では、ユーザー企業に店舗ごとの売上速報や仕入れ、在庫、人件費を定型で分析できるレポート機能を提供していた。このレポート機能は、販売時点情報管理(POS)システムのデータを分析して管理する。
これまでレポート機能を実装していたPHPではグラフ作成の難易度が高く、提供できるレポートはクロス集計表などに限られていた。グラフを活用した視覚効果の高いレポートを作りたいという要望を受けるとともに、より保守しやすいシステムを求めていたという。
デジジャパンでは、レポートシステムの刷新を決定、導入では機能や既存システムへの組み込みのしやすさ、価格、開発生産性の観点から製品を選定し、費用対効果や操作性からWebFOCUSをクラウドサービスの基盤となるデータベースは、垂直統合型システム「Oracle Database Appliance X3-2」を利用した。
新しいレポート機能の構築は春から開始され、本格的な運用開始は夏頃を予定する。デジジャパンは、Deliousのサービス強化後、流通業界向け包装システムやクリーニング業界向け店舗管理システムにもBIを使ったレポートの利用を拡大する予定。