富士通など、SaaSのマーケットプレイスを開設へ

山田竜司 (編集部)

2014-03-05 07:30

 富士通と富士通マーケティングは3月4日、SaaSをウェブから直接購入、利用できるマーケットプレイスを開設すると発表した。ユーザー企業が規模や業種、業務に適したクラウドサービスをウェブから購入できるため、システムを早期に利用できるとしている。富士通が大企業向けの「富士通WEB MART forクラウド」を、富士通マーケティングが中堅中小企業向けの「アズマルシェ」を開設する。

 これまで富士通マーケティングは中堅市場をターゲットとしていたが、新たに中小市場をターゲットにウェブ販売での市場獲得を目指す。アズマルシェでは、59種類のサービスメニューを提供し、今後1年間で100種類のメニューに拡充する予定という。

 これまで富士通が運営してきた中小企業向けSaaS提供サイト「J-SaaS」をアズマルシェに融合させる。従来のJ-SaaSのサービスに加え、新たな機能やサービスを4月から順次提供するという。

 マーケットプレイスはパートナー企業がSaaSを販売できる場としても利用できる。開発環境の場ともなり、SaaSの販売を支援するプログラムを新規に提供するとした。

 販売目標は士通WEB MART forクラウドとアズマルシェを合わせ、今後3年間で1万5000社と発表している。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]