富士通と富士通マーケティングは3月4日、SaaSをウェブから直接購入、利用できるマーケットプレイスを開設すると発表した。ユーザー企業が規模や業種、業務に適したクラウドサービスをウェブから購入できるため、システムを早期に利用できるとしている。富士通が大企業向けの「富士通WEB MART forクラウド」を、富士通マーケティングが中堅中小企業向けの「アズマルシェ」を開設する。
これまで富士通マーケティングは中堅市場をターゲットとしていたが、新たに中小市場をターゲットにウェブ販売での市場獲得を目指す。アズマルシェでは、59種類のサービスメニューを提供し、今後1年間で100種類のメニューに拡充する予定という。
これまで富士通が運営してきた中小企業向けSaaS提供サイト「J-SaaS」をアズマルシェに融合させる。従来のJ-SaaSのサービスに加え、新たな機能やサービスを4月から順次提供するという。
マーケットプレイスはパートナー企業がSaaSを販売できる場としても利用できる。開発環境の場ともなり、SaaSの販売を支援するプログラムを新規に提供するとした。
販売目標は士通WEB MART forクラウドとアズマルシェを合わせ、今後3年間で1万5000社と発表している。